kagome’s blog

とりあえず日記

指示待ちじゃいけないのか?

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指示待ち人間

文字通り指示を待ち、指示が無ければ仕事に取りかかれない人を指す。

指示がなければただボーッとし、壁に貼ってある掲示物を読んでみたり、指のささくれを取ったりしています。

 

関連ワードに

“新入社員” “ゆとり世代” “無能社員” “無能部下”

などが挙げられる

 

ネットでも頻繁に話題に上がる社会人の愚痴ネタですが、必ずと言っていいほど出てくる意見があります。

 

 

「それって上司であるお前が無能だからじゃね?」

 

 

もちろん部下の年齢や入社歴によっても状況は違ってくると思いますが、あなたは“指示待ち部下”と“指示を与えない上司” どちらが無能(という言い方もアレだけど)だと思いますか?

 目次

 

 

なぜ指示を待つのか

なぜ指示が出るまで仕事を始められないのか

私個人の見解ですが、だいたい

 

  • 何をやっていいかわからない
  • わかっているがめんどくさい
  • 勝手な行動をして怒られたくない

 

の3つではないだろうか

 

何をやっていいかわからない

これは新入社員にありがちである。

もちろん当たり前である。

最初のうちは上司や先輩の指示や教えに従い少しずつ業務を覚えていくのは言うまでもない。

 

わかっているがめんどくさい

これは「何もしなくていいならしない」「何もしないでも時給発生するしラッキー☆」という考えが根本にある。

この発想をどう捉えるかは人それぞれですが、今回は指示があればきちんとこなす人と仮定し、

“指示をしても動かない” “ルールを守れない”とは違うものと思って下さい。

 

 

最後の

勝手な行動をして怒られたくない

これは今回の記事の注目ポイント(?)

人間誰しも人に叱られたり怒られたりするのを快く思いません。

 

人は失敗して学ぶ」なんて言いますが、確かにそうです。

ただ、“しなくていい失敗”は人間のやる気を阻害するだけのような気がします。

 

長い人生、生きていればでどんなに一生懸命頑張っても失敗はあります。

対策を練って入念に準備をして慎重に行っても失敗する時は失敗します。

確かにそこに学ぶことは沢山あります。

 

 

しかし仕事での『失敗』ってどうでしょうか?

 

先輩・上司から注意、酷ければ怒られる

余計な修正作業が増える

他者への迷惑、冷たい視線

 

最悪、損害があれば責任を負わされることもあるのでは?

 

「夕飯のサンマ焦がしちゃった〜」

「前髪切り過ぎちゃった〜」

とはわけが違うのである

 

それが『勝手にやった』となれば責任は重くなる

 

『勝手にやった』ことによるリスクを避けたいのである。

 

「社会人なんだから責任が伴うのは当然」と思うかもしれません。

 

だからこそ避けれる所は避けていきたいのです

“しなくていい失敗”はしたくないのです

人によっては一度の失敗によって相当凹みます

モチベーションも下がります

 

それを「失敗していいから自分で考えてやってみ」と言って突き放すのは無責任だと思うのです。

 

実際に自分で考えてやってみて「そんなのやらなくていいよ!!」とどやされたり

「あーじゃない、これはこう」とダメ出しされるのは自分自身を否定されている気にもなります。

 

新入社員だったら出だしからプライドズタボロなのではないでしょうか?

 

なぜ指示を与えないのか

今さらですが、なぜ私がこの記事を書こうと思ったのか。

それは私自身、かつて新人や部下の教育指導に携わってきた経験があり、今現在は新しい職場で教えてもらっている立場であるから

 

大した役職ではありませんでしたが、上司と部下両方の目線で私の見解を書いています。

 

私自身、上司として上に立っていた時はやはり『指示しなくても動ける人』になって欲しいと思って教育していました。

 

間違った考えではないんですが

今思えば私も「超能力者を育ててるのか?」と言うくらい無茶苦茶な教育をしてたと思います

 

「なんでやらないの?」

「わからないなら聞いてよ!」

「なんでそんなこともわからないの?」

 

なんて言わないしても、冷たく当たってた節があります。

 

その後、転職したりして逆に新人側の立場になってみると「何コイツ無茶言うんだ?」「お前が教えないのが悪いんだろ?」と思う先輩・上司がゴロゴロいるんですよね。

 

それはかつての自分を見ているようでとても滑稽で新たな発見が多い。

今後、私が人の上に立つ事があるのかはわからないが参考にしていきたい。

 

 

話は逸れましたが、つまり上司は部下に

になって欲しいんです(笑)

ふざけているようで大真面目です。

 

「痒いところに手が届く」と言うのでしょうか

 

何もしなくても事が運ぶ状況が整っている

 

それを望んでいるのです

 

でもよく考えてみて下さい

 

『何もしなくても事が運ぶ・状況が整っている』

 

上司いらなくね?

 

 

本来、事を運ぶ状況を整えるのは上(司)の役目なのです。

それを部下に押し付けるのは職務放棄なのです

 

働くための状況を作り出し、環境を整えてこそ初めて部下は自主的にやるべき事を見つけられるのです。

 

それで足りない場合は指示を出す。

 

それが上司の在り方ではないでしょうか?

 

 

 

指示無しで動けるのは管理職やリーダー以上の人だけでいい

これは社会全体に言えることですが、世の働いている人全員が上に行きたいと思っているわけではない。

もちろんやる気に満ち溢れてガンガン上を目指していきたい方もいるでしょう。

しかし中には給料はそのままでいいから重責を負いたくないと思っている人も必ずいるはずです。

 

今の社会では働くからには誰でも上を目指さなければいけない風潮が強い気がします。

 

もちろん仕事をするにあたって向上心はとても大切だと思います。

 しかし「自分から行動する」には責任が伴います。

 

「責任」は負いたくない、でも指示されたことはきちんとやります!

 

そんな人がいたっていいんじゃないですか?

 

 

 

指示なしで動いて欲しいなら

もしどうしても自分の仕事が手一杯で部下に指示無しで動いて欲しいのなら

 

それは無理です

 

「指示しなくても自分から動いてくれる部下もいっぱいいるよ」

と思われる方もいると思いますが、

「これをやらないと大変なトラブルになる」

「こうしないと仕事が滞る」

などという共通の認識があるから

上司と同じで、業務を熟知しているからです

 

しかし入ったばかりの社員や将来的に上に立つつもりの無い者にはその先にある危機や責任はわからないのです。

 

 

指示されていないのでやっていません。

これは100%上司が悪いです。

 

 

上司がやるべきこと

  • 上司が目の届く範囲でその都度指示を出せる職場環境を整える
  • 一日の作業内容をわかりやすく記した指示書を渡しておく。

この時もわからない事を聞ける環境を整えることが重要です。

あと大事なのは『誰に指示を仰げばいいか?』をハッキリさせることです。

 

 

 

部下の個々の能力の把握し指示無しで動ける人は見守り、そうでない人には最低限作業を促させる状況を作り出せばいいのです。

 

以上のような最低限の務めを果たしてから、初めて『部下の問題』にするべきだと私は思うのです。

 

最後に。。。

 

指示待ち人間を作らないためには〝何気なしに〟指示が伝わっていればいいのです。

 

凝り固まった古い“企業体質”“職場環境”“人間関係”によって難しいことが多いかもしれません

 

しかしどんな職場であっても人(従業員・社員)は宝なのです。

 

人材ではなく人財なのです

 

言うこと聞かない社員ならまだしも、指示を与えればちゃんと動いてくれる

 

素晴らしいじゃないですか?

 

工夫次第でとても大事な戦力になるのです。

 

それも指示を与える上司にかかっているのです。

 

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いかがだったでしょうか?

 

後半に行くにつれ文章がごちゃごちゃしだして何を伝えたいかわからなくなってきたのですが。

 

職場で何をしていいかわからない時、結構キツイんです(笑)

 

特に入社して最初のうちが多いのですが、とても不安になってしまいます。

 

人の上に立ち責任を負わされる方々の大変さも計り知れませんが

 

どうか従業員一人一人の良いところを見つけ出し、それを“活かせる職場”にしてあげて下さい。

 

弱点を克服するより武器を磨いてあげて欲しいのです。

 

 

最後が一番よくわからない締めとなりましたが。

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

※この記事は個人的な見解であり、ツッコミどころも多いと思います。是非、コメントにてツッコミやご意見をお願いいたします。